烏口(からすぐち)

烏口(からすぐち)

2014年7月18日

私の尊敬するボックスアート画家。大先輩の絵の展示会がこの秋東京で開催される。その関係で昔の資料等調べている時に、以前務めていた会社で使っていた烏口(からすぐち)が出てきた。当時会社ではボックスアートを描く前は説明図のカットや内部透視図などを烏口を使用して描いていた。製図用インクで墨入れ(プラモデルの墨入れにも使った)という作業をしていくものだが、線の太さも自分の指先の感覚で調整しなければならなかったり、楕円を書くのにはかなり苦労した覚えがある。その後ロットリングや製図ペンが出てきて、今ではPCで簡単に描けてしまうようになった。今にして思えば、線の角がしっかりするとか、ペンよりも線に個性が出ていたように思う。写真の真ん中にある烏口の先が2本あるものは、何に使ったのか正確には覚えていない。

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